3月17日は春の彼岸入りです。彼岸入り、彼岸明けがあることを知らない人が意外と多くいます。
お彼岸の数え方や期間はもちろんのこと、この機会にお彼岸について学んでみましょう。
意外と知らなかった事もありますよ。
彼岸入りと彼岸明けの今後5年間はどうなっている?
2017年から2021年の春彼岸と秋彼岸の期間を整理してみました。
中日 | 彼岸入り | 彼岸明け | |
2017年 | 3月20日(月) | 3月17日(金) | 3月23日(木) |
9月23日(土) | 9月20日(水) | 9月26日(火) | |
2018年 | 3月21日(木) | 3月18日(日) | 9月24日(土) |
9月23日(日) | 9月20日(木) | 9月26日(水) | |
2019年 | 3月21日(木) | 3月18日(月) | 3月24日(日) |
9月23日(月) | 9月20日(木) | 9月26日(木) | |
2020年 | 3月20日(金) | 3月17日(火) | 3月23日(月) |
9月22日(火) | 9月19日(火) | 9月25日(金) | |
2021年 | 3月20日(火) | 3月17日(水) | 3月23日(火) |
9月23日(木) | 9月20日(月) | 9月26日(日) |
お彼岸とは!?
お彼岸には春彼岸(春分の日)と秋彼岸(秋分の日)があり、ご先祖様の供養のため、お墓参りに行くのが一般的になっています。
しかし、本来のお彼岸の意味はちょっと違います。
お彼岸とは「彼の岸」かのきし(先祖様のいるところ)といわれ、彼の岸へ行こうとするのがお彼岸。
対照語は「此岸」しがんといい私達の住む世界(こちら側)を表します。
このお彼岸の期間は中日の春分の日、秋分の日を含む前後3日間の合計7日間を指します。
ご先祖様の供養はもちろんですが、この7日間は「自分を見つめ直す期間」が本来の彼岸なのです。
忙しいという字は、心を亡くすと書きます。
私達の住む世界では、日常のあわただしさ、忙しさのあまり自分を見失ってしまいがちです。
そこで、せめて春と秋の一定期間は、自分を「見つめ直しましょう」ということです。
彼岸の中日が春分の日と秋分の日になったのは、仏教は「中道」を重んじているためです。
仏教には偏らないでモノをみるという教えがあり、これを中道といいます。
春分の日と秋分の日は、一年の内で昼と夜の長さが丁度半分になる日であるため(太陽が真東から真西に沈むとの意味)ここを中日とし、前後3日間を彼岸日としました。
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ぼたもちとおはぎ
お彼岸にはぼたもちやおはぎを供えますが、恥ずかしながら「ぼたもち」と「おはぎ」の違いがわかりませんでした。^^;
ご存知ですか?
牡丹の花は春に咲き、萩は秋に咲くために餅と掛け合わせて「牡丹餅」ぼたんもち→ぼたもち(春彼岸)「御萩」おはぎ(秋彼岸)を供えるんですよね。
お墓参りは彼岸期間中でなくとも大丈夫なの?
お墓が近場にある家は地方に多いのではないでしょうか?
都会に住んでいたり、事情により何時間もかけてお墓参りをしなければならないケースが多くあります。
お彼岸中のお墓参りが難しい場合は、期間中でなくとも大丈夫ですよ。
何が何でもお彼岸中の7日以内にと言うことはなく、それぞれ都合の良い日にお参りすればいいとされています。
ご先祖様は「いつでもどうぞ!」と言っているに違いありませんよね。^^
なので、期間は気にせず都合のつく日に行くようにしましょう。
まとめ
彼岸(ひがん)は、彼の岸(かのきし)といい、お先祖様のいる世界。一方、私達が今いる世界は此岸(しがん)彼岸の意味は、「自分を見つめ直す」期間である。
春彼岸にお供えする餅は「ぼたもち」で秋彼岸は「おはぎ」
お墓参りは絶対彼岸中でなければならないということはなく、期間外の都合がつく日で良い。
いかがでしたか?
お彼岸について書いてみましたが、全部知っていましたか?お彼岸の意味を知るだけでも、今までとは違った日になりますよね。
是非、この期間に自分を見つめ直してみてはいかがでしょう?
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