夏の定番、高校野球も終わり、今年は変な夏でしたがやっと「秋」を感じられるようになりました。9月と言えば、「中秋の名月」です。
いつもは気に留めていなかった人も、今年はお団子やススキを飾り十五夜を楽しんでみてはいかがですか?
ところで、2016年の中秋の名月は何日だったかご存じですか?
2017年も9月?・・・
2017年の中秋の名月は!?
以下は2016年から東京オリンピックが開催される2020年までの中秋の名月の日です。
2016年(平成28年):9月15日
2017年(平成29年):10月4日
2018年(平成30年):9月24日
2019年(平成31年):9月13日
2020年(平成32年):10月1日
「十五夜」は満月を意味します。
旧暦で15日の夜をいいます。以前はの満月を元に月の欠け具合から日を決めていました。
旧暦8月15日を「中秋の名月」別名「芋名月」といいますが、新暦だと9月から10月の間に旧暦の8月15日が来ます。
中秋の名月は毎年同じ日ではなく、変動します。このズレは地球も月も回転しているため公転軌道の関係上ズレが生じます。このため必ずしも「中秋の名月」が満月とは限りません。
日本は四季がはっきりしていることが特徴です。
1年は春夏秋冬の4つの季節があり、旧暦では3ヶ月を基準に季節が変わるとされていました。
初 | 中 | 晩 | 季節 |
1月 | 2月 | 3月 | 春 |
4月 | 5月 | 6月 | 夏 |
7月 | 8月 | 9月 | 秋 |
10月 | 11月 | 12月 | 冬 |
このように月は、「初」、「中」、「晩」と分けられていました。
旧暦8月15日は秋の中なので中秋の名月とされました。
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お月見
秋の月は、空気が澄んで1年の中でも最も美しいと言われています。
お月見は、かつてはサトイモの収穫儀礼として行われていて、まだ電気がない時代に収穫時には月の灯を頼りに遅くまで作業していました。
そんなお月さまへ、感謝の意を込め団子を15個、丸い月に見立て、また、農作物の豊作を祈りススキのを添えてお供えしていたのがはじまりです。
それが現在の「お月見」として受け継がれています。
ススキは秋の稲穂に似ているため、葉は、鋭いカミソリに見立て邪気をはらうためともいわれています。
いかがでしたか?
中秋の名月の意味を知ったうえで、改めてお月様を見上げると、いつもと違う秋を感じませんか?つい「日本に生まれてよかった!」と思ってしまいます♪
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