お祭りでは日本最大級ともいわれる兵庫県姫路市で行われる「灘のけんか祭り」もまもなくです。
テレビでも取り上げられるほどの特徴ある、最大規模のお祭りです。そのため、お祭りの知名度は高いですが実際に生で見たことがない人も多いのではないでしょうか?
『死ぬまでに、一度は見ておけ、灘まつり』といわれるほどですから、是非間近で見たいものです。
今回は灘のけんか祭りの日程と毎年変わる練り番を紹介します。
出典:http://www.nadamatsuri.jp/index.html
灘けんか祭り2016年日程と練り番
日程の前に、練り番について説明しておきます。
練り番とは
練り番とは、お祭りに参加するいくつかの地区のなかで、代表となる地区をいいます。
灘のけんか祭りは、「東山」「松原」「八家」「妻鹿」「宇佐崎」「中村」「木場」の7つの地区(旧7ヶ村)が参加します。この7地区の代表を練り番といい、7年に1度しか回ってきません。
松原八幡神社には「一の丸」「二の丸」「三の丸」の三基のお神輿があり、各神輿には神様が分乗されているいわれます。この神輿を練り(担ぐ)、灘のけんか祭りの由来でもある、ぶつけ合わせることができるのが練り番なのです。
なので、練り番は灘のけんか祭りの中で大事な役割を果たし、注目の的になります。
出典:http://www.nadamatsuri.jp/index.html
日程
現時点ではまだ今年の詳しい日程は発表されていませんので、去年の日程を参考にして下さい。発表次第お知らせ致します。
今年の練り番は中村(しでの色は青)なので、図の宇佐崎が中村に変更になります。
出典:http://www.nadamatsuri.jp/index.html
14日の宵宮の順序は毎年同じです。
7つの屋台が揃うのは宵宮だけです。本宮の時は練り番は松原八幡神社の神輿を練ります。
15日の本宮での「潮かきの儀」本宮御旅山渡御神事の「神輿」はそれぞれ、中村になります。
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旧7ヶ村の色について
灘のけんか祭りは7つの地区が参加して行われると前述しました。7つの地区の屋台が入り乱れると、どの屋台がどの地区のものか見分けがつかなくなります。
そのためにも、各地区には独自のチームカラーが存在します。鉢巻や青竹(しで棒またはケンゴーと呼ばれる)の先につけている色で判断しやすくなります。
【村人達のしで棒作り】
【灘のけんか祭り2012 シデの魅力にせまる】
旧7ヶ村のチームカラーは下記の通りです。
地区名 | 色 |
東山 | ピンク |
木場 | 若緑 |
松原 | 赤 |
八家 | 黄赤 |
妻鹿 | 朱赤 |
宇佐崎 | 黄 |
中村 | 青 |
灘のけんか祭りは、日本三大荒神輿のひとつで正式には『松原八幡宮秋季例大祭』 といいます。毎年15万人以上の見物客で賑わいます。
15日の本宮は、午後の御旅山での練り合わせが最大の見せ場ですが、一般客は近場で見るのは難しいです。当日、屋台と一緒に移動して御旅山へ・・・と考えても、これは無理があります。
灘のけんか祭りの見どころは、松原神社で行われる『神輿合わせ』と『御旅山での練り合わせ』のふたつです。間近で見て、祭を肌で感じたいのであれば、松原神社へ。大規模な祭りを見たいのであれば、迷わず御旅山です。
本当に半端でない人出ですから、どちらか一方に絞って見物した方が賢明です。小さいお子さんが一緒に行く場合、間近で見る場合は注意して下さい。
以上、灘のけんか祭りの日程を紹介しました。遠方からでも是非行きたいお祭りですね。
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