秋の味覚として代表的なのが、さつまいもです。
大学いもや、手軽な焼きいもなど、レシピも豊富でおいしいですよね。
さつまいもが人気なのはおいしいだけではありません。便秘解消に食べる人も多くいます。
しかし、解消が目的のはずが・・・
食べ方次第で便秘を悪化させてしまうこともありますので要注意です。
今回は便秘に効くさつまいもの食べ方について書いてみました。
便秘解消した人、悪化した人の食べ方の違い
便秘解消目的でさつまいもを食べる時は、十分な水分を摂りながら食べることです。
なぜかというと、さつまいもには植物繊維が多く含まれています。その植物繊維には水溶性植物繊維と不溶性食物繊維があり、さつまいもには後者の不溶性食物繊維が多く含まれています。
これが便秘に効果があるのです。
この不溶性食物繊維は、水に溶けないため、体の中に入ると水分を吸収してしまいます。そうすると便秘解消どころか、逆に便を詰まらせる結果になります。
さつまいもに限らず、いんげんやおから、小豆などの不溶性食物繊維が多い食品を食べる時も同じです。
食生活において、少ない水分でこれらを食べると、便秘になりがちです。よく便秘になる人は、一度食生活を見なおしてみることをおすすめします。
おならこそ便秘解消のサイン
さつまいもを食べるときに気になるのが、おならではないでしょうか?
たしかに、普通よりおならが出る回数が増えるのは事実です。
しかし、さつまいもによるおならは、さほど臭くはありません。
さつまいもは体に入ると大腸で酵素により消化されます。やがて善玉菌により分解される時にガスが発生します。
善玉菌によって発生するガスは、あまり臭くありません。逆に悪玉菌が好きな肉などの動物性タンパクを分解するときに発生するガスは臭くなります。
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さつまいもにしか入っていないヤラピンとは
さつまいもが便秘にいいといわれる成分は、レジスタントスターチ、セルロース、ビタミン、植物繊維、などがあります。その中でも注目なのが、さつまいもにしか入っていないヤラピンです。
このヤラピンがとても良い働きをしてくれます。
さつまいもを輪切りにすると包丁に白い液体が付きます。経験ありませんか?この白い液体がヤラピンです。
このヤラピンは、腸を活発にしてくれて、便を柔らかくしてくれる作用があります。熱にも強いので、そう簡単には成分は失われません。なので皮をむいて食べるよりも皮ごと食べるほうが効果があります。
このように、さつまいもは植物繊維とヤラピンの最強タッグで便秘に立ち向かうのです。
日本人女性の約5割は便秘気味だといわれています。
便秘を怖がってあまり食べない人がいますが、逆効果です。
便秘解消の基本は、便を作る、不溶性食物繊維で便のかさを増す、便を柔らかくする、排便の順です。
さつまいもは、スーパーフードとも呼ばれる食べ物です。
手軽に食べられて、成分のセルロースは大腸がん予防にも期待され、ビタミン類も豊富で抗酸化作用や美肌、老化防止に効果があるなんて、さつまいもさまさまですね。
十分な水分と共においしく食べて、1日も早く便秘が解消されるといいですね。
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