新郎新婦から結婚式での友人代表のスピーチを頼まれると嬉しいものですよね。
「スピーチを考えるのは結婚式が近くなってからでいいや!」と思っていると、あっという間に当日になってしまいます。
焦って考えると、本当に言いたかったことも言えず後悔することになります。
そうならないためにも、友人スピーチを頼まれたらは早めに考えておきましょう。
今回は、例文をもとに話の組み立て方を説明します。意外と簡単にできあがりますよ。
友人スピーチの話の組み立て方
友人スピーチは、かしこまったスピーチをする必要はありません。
しかし、あくまでも結婚式はフォーマルな場ですから、あまり羽目をはずしたスピーチは控えたいものです。
スピーチの内容(順序)は下記のようにするといいでしょう。
- 自己紹介
- 新郎、新婦、及びご両家、親族への挨拶
- 新郎との関係(出会い)
- エピソード紹介
- 新郎のよいところ、または新郎から受けた影響
- 現在の新郎との間柄
- 新郎新婦への応援の言葉
- 締めの挨拶
披露宴でお酒が入ると、考えていたことと違った内容になる場合があります。
スピーチに自信のないときは、しっかり紙に書いてポケットに入れておきましょう。
たとえ見ないで話すとしても安心感がありますので、ポケットに忍ばせておくことをおすすめします。
万が一言葉が出なくなった時は、とり出して読みましょう。
友人スピーチの例文
それでは友人スピーチの例文を紹介します。
只今、ご紹介頂きました、新郎○○くんの友人で○○と申します。
〇〇くん、△△さん、この度はご結婚おめでとうございます。 また、ご両家、ご親族の皆様には心よりお慶び申し上げます。 新郎の〇〇くんと出会ったのは今から〇〇年前に遡ります。〇〇くんとは小学3年の時同じ組になりました。 当時〇〇くんは、今とは違いとてもおとなしく、真面目な小学生でした。
一方私はというと、当時からチャラチャラしてまして、相手構わず話しかける、いわゆるチャラ男でした。 そんな彼と仲良くなったのは、運動会のクラス対抗リレーでクラスの代表に選ばれたことがきっかけでした。 私はそのころからとにかく逃げ足だけは早かったのです。
ある時、新郎〇〇くんがボソッと「どうしたらもっと早く走れる?」と私にアドバイスを求めてきました。
今の私なら、新郎の〇〇くんにアドバイスをいただきたい! 「どうしたらそんなかわいい嫁さんと結婚できるのか?」と・・・ まぁ、そんなこんなで「もっと足上げれば早くなるよ!」と適当に、もとい、的確にアドバイスしました。 それからの彼は瞬く間に速く走るようになり、しまいには私より早くなったくらいです。
あとで聞いたことですが、家に帰ってからも近くの公園で私の適当な・・・
もとい!的確なアドバイス通り、足を上げて走る練習をしていたそうです。
そうか「足上げれば速く走れるんだな?」と私は他人事のように納得したのは今でも秘密です。
と、このように彼は昔から素直で努力家です。
現在は、お互い仕事の関係で会える機会が減りましたが、盆と正月には必ず連絡を取り合いバカ話に花を咲かせております。 これからは、新婦の〇〇さんとお互いにアドバイスしあいながら、幸せな家庭を気づいていってほしいと思います。
簡単ではありますが、友人代表の挨拶とさせて頂きます。 本日は、おめでとうございました。 |
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友人スピーチ連分の解説
この例文を先程話したスピーチの内容(順序)に当てはまると次のようになります。
- 簡単な自己紹介
新郎〇〇くんとは小学校時代からの友人で〇〇と申します。
- 新郎、新婦、及びご両家、親族への挨拶
〇〇くん、△△さん、ご結婚おめでとうございます。
また、ご両家、ご親族の皆様には心よりお慶び申し上げます。
- 新郎との関係(出会い)
新郎〇〇くんとの出会いは、小学3年のときです。
- エピソード紹介
そんな彼と仲良くなったのは運動会のリレーでクラス代表に選ばれた
- 新郎のよいところ、または新郎から受けた影響
昔から素直で努力家である。
- 現在の新郎との間柄
現在は、お互い仕事の関係で会える機会が減りましたが
- 新郎新婦への応援の言葉及び締めを促す表現
これからは、二人でアドバイスしあいながら・・・
- 締めの挨拶
簡単ではありますが、友人代表の挨拶とさせて頂きます。
本日はおめでとうございました。
このように、スピーチの内容を部分的に分けて考えるのがコツです。
新郎とのエビソード、新郎の良いところを書き出し、あとは締めにつなげる表現を考えればスムーズに話すことができます。
ところで、新郎との出会いが、公の場では話ししづらいというケースもありますよね。
そんな時はどうしますか?
それでも出会いは省略せず話しましょう。
たとえばこんな感じです。
「私がクラスの違う新郎〇〇くんの存在を気にしだしたのは、中学2年の球技大会の時でした。それは・・・」
このようにすると、聞いている人は「中2の時からの付き合いなんだな」と思います。
これも立派な出会いのパターンです。
「スピーチがが短いかな?」と思ったなら、エピソードなどの話に肉付けしてメリハリの効いた内容にすればいいです。
尚、スピーチは、3分から5分位で終わるようにしましょう。
スピーチの内容が決まったら、一旦紙に書き出し、声に出して読んでみましょう。
できれば第三者に聞いてもらうといいですね。
おかしいところがあれば修正します。
これを繰り返すことにより、より良い内容のスピーチができますよ。
まとめ
スピーチの内容は部分的に分けて考える
スピーチの最初と最後はほぼ決まっているので、考えるのは新郎とのエピソード、新郎の良いところ締めにつなげる言葉
新郎との出会いは省略せずに話す
出来上がったら声に出して読んで見る
いかがでしたか?
とっておきのエピソードで会場が盛り上がり、印象に残るスピーチになるといいですね。
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