女性の人生の中で一大イベントでもある出産が無事におわり、「ホッ」としている暇もなく気分はブルー。
産後うつになる場合は、出産してから約2週間後から現れ始めるのが一般的です。
そのままにしておくと一生治らなくなってしまうケースもあります。
「もしや、私も産後うつ?」と思い当たる症状があったら是非チェックしてみて下さい。
産後うつの主な症状
下記の症状がある場合は産後うつの可能性があります。
- 不安な日が続く
- 気分が沈み憂鬱な日が続く
- イライラすることが多くなった
- 疲れているのに眠れない(不眠)
- 出産した自分の子供を可愛いと思えない
- いつも倦怠感がある
- 意味もなく死にたいと思うことがある
- 自分が存在する意味がわからない
- やることに自信がない
- 訳もなく寂しくなり涙がでる
- 過食または拒食症かも?と思う時がある
- 今まで興味あったものになんとも思わない
- 出かけるにも化粧する気になれない
- すべてに面倒になる
- 夫に不満続出
- 性欲がない
- 絶望感に襲われる
どんな人がなりやすい?
産後うつは、なりやすい人となりにくい人がいます。
なりやすい人とは、几帳面でまじめな性格の人が多いです。
あなたはどうですか?
うつ状態は人生のほんの一部分です。この期間だけでもちょっとズボラになってみてはいかがですか?
なにかあったら「まぁ、いいかぁ」と思うことが一番です。
たとえ部屋が散らかっていても、「掃除しなくとも死なないし、まぁ、いいかぁ〜」くらいの感じです。
夜中も起こされ、1日中赤ちゃんの世話をしながら、家事をこなすことはとても大変なことです。
ましてや出産したばかりの体にも大きな負担です。
掃除も食事も少しだけ手を抜いてみましょう!
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産後クライシスとの違い
子供が2歳になるまでに離婚するカップルが多くなってきています。(厚生労働省調べ)
このことから分かるように、産後に夫婦関係が悪くなり離婚に発展するケースが多くなっています。
出産後の状態を表す言葉にはいろいろなものがあります。
よく使われる言葉で「マタニティーブルー」「産後の肥立ち」「産後うつ」「産後クライシス」前回の記事の「産後の体型戻し」などがあります。
その中に「産後クライシス」という言葉があります。
ご存知ですか?
産後クライシスとは、出産してから夫婦間がギクシャクしてしまうことをいいます。
最悪の場合は離婚の原因にもなります。この「産後クライシス」という言葉はNHKの番組で造られた造語です。
産後うつと産後クライシスの違いがよくわからない人もいます。
産後クライシスは、出産によりホルモンのバランスが崩れた状態で夫婦間の悪化を指し、病気とはちがいます。
夫にたいして下記の症状があります。
- 顔もみたくないし話もしたくない
- 夫がそばにいるとイライラする
- 夫に対して性欲がわかない
- 同じ部屋にいるのがイヤ!
このような感情が出て夫に愛情のかけらもなくなってしまいます。
一方、産後うつは病気です。
もしや?と思ったら病院へ行くことをおすすめします。
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産後うつの期間は
うつの期間には個人差があります。うつになる人で一番多いのが産後1、2週間からです。
長い人では2年、3年と続く人もいます。
一番危険なのは「そのうち治るだろう!」と思い、治療を怠ることです。
自分で判断せずに心療内科や精神科、または出産した病院へ行くことをおすすめします。
しっかりした病院で診てもらいましょう。
「大丈夫!」と専門家に言われれば精神的にも安心しますよね。
全国の病院を検索できる下記のサイトが便利ですので紹介します。
産後うつの解決策は?
うつの状態によって変わってきますが、「心理療法」「薬事療法」「認知行動療法」があります。
簡単に説明しておきますね。
【心理療法】
専門のカウンセラーに相談して治す方法
【薬事療法】
薬を用いて治療する方法
【認知行動療法】
ネガティブな事が起こっても自分を客観的にみてポジティブな考えにする治療法
たとえば「食べることに困っている人がいれば、食べ物を与えるのではなく狩りの仕方を教える」とでもいうのでしょうか。
3つの療法の中でも「認知行動療法」が注目を集めています。
認知行動療法の詳しい説明はこちらが参考になります。
まとめ
産後うつの症状は、「不安」「憂鬱」「イライラ」「不眠」などがある。
自分で判断せず、産後うつかも?を思ったら病院へいくこと。
産後クライシスは病気ではなく、産後うつは病気。
主な解決策は「心理療法」「薬事療法」「認知行動療法」の3つあり、中でも認知行動療法が注目集めている。
今回はいかがでしたでしょうか?
産後は、昔流行った「24時間戦えますか?」の状態です。少しの間は手抜きして自分を労ってあげましょう。
少しでも早く産後うつから抜け出せるといいですね。
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